作品について

自分の作品について語る、ということの練習をこの場を借りてしようと思います。

そうでなくても、小説というフィクション以外の文章を書くのがあまり得意でないので、その練習も兼ねています。

お時間あらば、覗いてやって下さい。

既刊『逆行少年(初)』について。

これ読まなくても全然本編は読めます。

なんかよくわからなかったな?という場合はここを読むと……あんま解消しないかもしれませんが、一助に。

●『逆行少年(初)』について

 とりあえず、既刊である『逆行少年(初)』という同人誌について、書きます。

 2015年5月にオリジナルで話を書こうと思い立って作った本。5月の文学フリマ東京にも『はやしゆき』で初参加しました。一応自分的には記念すべき初めてのオリジナル本です。

 

 とにかく〆切がないと作品を仕上げる事の出来ない人間なので、まず参加するイベントを決めて、印刷所を決めて、作りたいサイズとかやりたい装丁を決めて……という楽しいところから入ります。本の仕上がりを想像しているときが一番楽しいです。これは今現在のところ、狛野さんという方が本の装丁作業を引き受けて下さっているから、というのも大変大きいんですが、自分で下手くそな表紙作ってた頃から、どうもこの作業は好きみたいです。紙が好きみたいです。そういえば小さい頃からサ●ットで売ってた『画用紙の束』がやたら好きでした。

 逸れた逸れた話逸れた。

 

『逆行少年(初)』を作ろうと思った時は、とりあえず有名作家でもなんでもない私のオリジナルの本を読んでくれる人はほぼゼロだ、というとこからスタートした気がします。謙遜とかそういうのでもなくて、割と冷静に考えてそう思いました。まず創作である時点でキャラクターが未知、上げられる明確な看板は『BL』ということくらいなので、表紙の絵は綺麗でないとほぼゼロが本当にゼロになってしまうな、という危惧のもと、表紙をお願い出来る人を探しました。

 私はずっと二次創作界隈でしか活動してなかったので、これは割と勇気が要りました実は。一次創作の表紙を頼むっていうのはつまり、二次において『興味のないカプものを頼む』っていうことのものすごい延長上、みたいなことかなと思いました。とにかく、興味を持ってもらえないんじゃないかなと。

 

●狛野さんについて

 狛野さんは、今現在『はやしゆき』で出してるオリジナル本の装丁全てやって下さってる方です。

 元々は二次の同ジャンルで仲良くして頂いてて、狛野さんがオリジナル創作で本を出したりしてらしたので、思い切って表紙お願いしてみたらOKもらえた、という流れです。同人的に言うと狛野さんは所謂絵描き、漫画描きさんであって別にデザイン専門というわけではないです。でも装丁やってる方が楽しいとはよく仰ってます笑。

 二次でも2度ほど表紙頂いたことがあったんですが、その時も私の『やりたいことはあるけど明確に言語化出来てない』みたいなくそみたいな説明を聞いて、大体わかった、という感じでめっちゃ美しい表紙をくれて本当すげーなこの人、っていう感じでした。

おかげ様で装丁で本をお手にとって下さるお客さんが結構いらして、今でも戦々恐々で本売ってます。中身頑張れ。負けるな中身。

 余談ですが、私は狛野さんの絵とか装丁の最大の魅力は血腥いとこ、だと思ってます。別に血まみれの絵とか描くわけじゃないのに、どこかこう血の流れてる雰囲気というか。自分も出来ればそうありたい。

 

●収録短編について

 ・返上少年 登場キャラ……乾春比良(いぬい・はるひら)×深芳(みよし)

 本文最後にも記載してますが、川端康成の『眠れる美女』の設定借りてます。とりあえず『●●少年』ていうタイトルで縛ろう!と決めたはいいけども、私はそこまで少年萌えとかショタ好きとかいうわけではないので、もうあまり考えずにとりあえずは『儚げな少年ではあるけども、単なる弱者ではない』という基本だけ押さえて自分好みの世界観を書いてしまおうと思った次第です。閉塞感と薄暗さ。

 深芳と書いてみよし、という名前を決めた時点ではそれでももうちょっと耽美な?雅やかな?雰囲気の少年になる予定だったんですが、いざ動かしてみたら案外子供っぽくなってしまって、艶は減ったけどそれはそれで少年らしくていいのかなあ?などと。人と人でないものの中間みたいなキャラなので、若干動物っぽさは意識しました。

 春比良は、割と得意な感じのクズですwww

 

 ・蒐集少年 登場キャラ……栗巻秀太郎(くりまき・しゅうたろう)×八尋寿(やひろ・ひさし)

 コメディのつもりで書きました。あと『蒐集』って漢字を使いたかったんだな感。年下攻めではありますが、少年と呼ぶのは少々無理がある栗巻氏(霊魂)。人外×人、っていうくくりに入れていいのか否か悩ましいですが確実に人外ではあるような。生まれが良くて育ちも良くて天から与えられたものに堂々と胡坐をかくタイプの、メンタル強というか若干無神経寄りの攻めと、愛想はいいけどすぐ色んなことがどうでもよくなってしまう受け……って書くとすごいロクデナシどもっぽいですね。ちゃんとおつき合い出来たら仲良く過ごしそうなふたりではあります。金持ち×ビンボーっていう枠になるんでしょうかその場合。

 

 ・逆行少年 登場キャラ……岬直嗣(みさき・なおつぐ)×直海剛磨(なおみ・ごうま)

 表題作のはずですが、一番とっちらかったままになってしまった話です。閉塞感、閉塞感と思ってるうちに書いてる人が窒息死した気がします(ひでえ)幼馴染、とか高校生、とか、つけるとしたらそういうタグになるんでしょうか。

 あまりにも書ききれなかった感とお先真っ暗感が強いなあと思ってしまったので、その後『猫魔地』っていう短編をちょろっとだけ足しました。これは『猫町』っていう本のオマケにつけた地図の裏に載せたんですが、ちょっと字が細かくなってしまったので、ブログにも載せます。良かったら見てやって下さい。彼らみたいなのが猫町に流れ着きます。

 

 ・鉄塔少年 登場キャラ……鉄塔の男(てっとうのおとこ)×イロー

 ファンタジー色のあるもの、と思って書きました。行きずり、というとちょっと意味がズレる気がしますが、なんと言うか人間関係において時々発生する『出会った瞬間決まる』みたいなことを書きたかったんだと思います。初めて会ったはずの人とメチャクチャ気が合うとか、誰にも話せなかった事がその人には話せるとか。そういう事が発生するのって理屈でどうなるもんでもないなと思って、つもり、でいいやと思って書きました。

 結果、上の『逆行少年』と並んで『難しかったです、よくわからなかったです』という申し訳ない感想を頂く事の多い話になってしまいました。もうちょっと書きようがあったのかも、と反省したりと実りは多かった……と思おう。

 

 ・この世の終わりはとても静かな 登場キャラ……渡部登喜生(わたべ・ときお)×犬飼賢一(いぬかい・けんいち)

 完全に少年がいない話なので、流石にタイトルに少年つけられませんでした。オッサン同士、といっても26、7くらいの設定なので全然若者です。右側の犬飼さんが大変頭が固く言葉も固く、天体観測所で星の動きを観察している理系仕事人間なせいで、もっと年いってる人たちだと思われるようです。

 この本の中では一番日常色が強い話かなと思う割に、そこかよみたいな瞬間を切り取ってしまったので、ブログでぼちぼちこれ以前の場面とか書けたらいいなあと思っています。

 

 ウワー長くなりました。

 ここまでちゃんと自分の書いたもの見直してそれについて述べたの、初めてな気がする。

 感想よりは疑問が湧く本な気もしますが、良かったら感じたところを教えて下さいませ。

 ここまでのおつき合いありがとうございました。次は『二ツ目の獣』について、そのうち。

 

 

 

 

 

 

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